担保と保証の仕組み

担保や保証についての知識は、今ではビジネス社会に生きる人たちにとっては必須のものです。

担保取得にも注意が必要。

債権を確保するために結ぶ担保の契約は、債権者と担保提供者との間で結ばれ、人による担保であれば、保証人などと債権者との間の契約で、物による担保であれば、担保提供者としての債務者自身か第三者と債権者との間で担保契約を結ぶことになります。

注意
注意

契約の当事者は、債権者と担保提供者であるのですが、担保契約というものは普通、債務者が保証人や担保提供者に頼み込んで、なってもらうのが常で、契約書に保証人や担保提供者の署名押印を債務者がもらったうえで、その契約書を債権者に渡し、担保契約も成立したものとして扱う例が多く、ときには債務者が保証人の印を預かってきて押印する場合もあります。

このような契約のした場合にかぎって、担保の実行という段になると、保証人や担保提供者から異議が出て、担保契約の成否が争われることになりやすくなります。

債権者としては、担保契約にあたっては契約の当事者である保証人や担保提供者の意思を直接確認の上、当事者その人によって契約書に署名押印してもらうことが重要だと考えましょう。